2009年11月17日
油屋の名前にまつわる背景
「油屋」や周辺の「不思議の町」の劇中設定のいくつかには、明治から昭和初期の別府温泉で活躍した油屋熊八周辺との共通点が指摘され、民放ローカル局の番組や地方夕刊紙で話題となった。熊八の盟友吉田初三郎が作成した昭和2年発行の観光ガイドの鳥瞰図には、「油屋」のような高い煙突のある別府亀の井ホテルが中央に大きく誇張されて描かれ、港にはたくさんの湯治舟と大きな汽船、海岸線を走る電車、そして鉄道で結ばれた山間の温泉地には湖畔の別荘も描かれるなど、劇中設定と共通するものが多い。
スタジオジブリの作品には高畑勲の故郷、三重県伊勢市の店の名や近郊の神様が多く登場する。油屋という遊郭が伊勢市に存在していたことがあり、これもそのひとつであるとも考えられる。
「八百万の神(国津神)が集まるお湯屋」であるとの湯婆々の発言からすると出雲神話をイメージとして狙っている可能性が高い。旧出雲国安来湊に油屋宗右衛門の屋敷での「お湯ずくし」なる接待がある。
劇中の設定
この湯屋には八百万の神様達が日頃の疲れを癒しに全国各地から訪れる。経営者は湯婆婆で、従業員の多くはカエルやナメクジの化身である。ただ、千尋の世話役を任されたリンは白狐の化身との噂もあるが、元々人間だったとの説もあり詳細は不明である。建物の構造は多層に渡り、最下層には従業員の部屋とボイラー室が、中層には多数の湯船と湯釜、宴会場などのお客様を迎える為の施設が、最上層には湯婆婆の居住する住まいがある。
デザインは「色々な温泉が入っていて特定のモデルはない」とされていて、道後温泉本館や渋温泉金具屋、湯原温泉油屋、江戸東京たてもの園の子宝湯、堀辰雄が愛した軽井沢の追分油屋旅館など、さまざまな建築物を基にして描かれている。ちなみに薬湯を調合する場所は実在の旧家をモデルにしたもの。モデルの旧家は子宝湯と同じく江戸東京たてもの園にて移築保存されている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
『千と千尋の神隠し』に登場した、油屋がきになって調べてみました。
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